HITB2011KUL CTF優勝

すっかりと時間が空いてしまってすいません。
今月10/12-13でマレーシア クアラルンプールで開催されたHITBSecConf2011KUL で併設されたCTF -Tower of Hackf00 Madness- にsutegoma2で参加してきました。タイトルにあるように結果は優勝!!

SCANに掲載されたので、こちらの記事をどうぞ。

香港編

今年も香港を経由して行きました。

散在...ではなくて、香港のValkyrie-X Security Researchとの交流という目的で。
このグループは今年のAVTOKYO2011のスピーカーでもあるAnthonyのグループで、打ち合わせとかそういう理由も半分付けながらw

双方の連絡ミスから、向こうの人が2人だったというオチはありますが、夜遅くまで目grep語ったりと楽しかったです。
オープンしたてのAppleStore香港に行って、Jobs宛のメッセージも書いてきました。

マレーシア編

バタバタと、マレーシアに飛びました。HITBの前々日入りで、調整、CTF準備を行います。
昨年は最後の瞬間でベトナムチームに逆転されてくやしい思いをしました。競技前夜はそんなベトナムチームと夕食です。今年は新生チームとして若い3人で参加しているとのこと。

競技は初日の10時に集合してスタートしました。今年は昨年までの予選と違って、クイズを答える形式。特に面白いルールだったのは、問題の得点が時間によって、増減するということです。
最初問題は100点が設定されており、どのチームも答えないと15分で50点ずつ増加していきます。問題の難度によって上限値はありますが、それまでは、最初に解いたチームが設定得点の50%をBreakthroughポイントとして得られます。1つのチームが問題を解くと、今度は、問題の得点が10分ごとに25点が減点になります。これも下限値まで減点されていきます。問題を早く解きすぎても、得点にならず、他チームとの駆け引きを行いながら、得点を重ねて行く必要があります。
実際に、一番最初の問題はsutegoma2が先に解けていたのですが、解答を待っていたらベトナムチームに先制をされてしまい、慌てて得点をしました。


会場風景


当初競技は10時〜17時の2日間とされていましたが、始まってまもなく、「夜通しで明日の17時までやるから」というアナウンス!
昨年の1時間延長に続いて、またしても不意打ちをされた感が。
競技ルールの中でピットストップという一時休止時間が設定されていました。1日目の19時過ぎ?くらいにピットストップになります。初日のこの時点でsutegoma2はトップで折り返します。ここで問題が発生します。メンバーがピットストップが明日の朝までお休みと勘違い(聞き違い?)をしてしまいます。やっぱり夜通しじゃなくなったんだーとのんびりと夕食をとって、23時頃にホテルに戻りCTF会場を冷やかしてみると、なんと競技が再開していました(笑)
この勘違い時間の間に逆転をしていたベトナムチーム(スコア推移グラフ参照)の「チッ気づいて帰って来やがったか」という顔は忘れられません。これは負けられない!


スコア推移


個人的にはこの日体調を崩してしまい少ししかサポートができませんでしたが、参加メンバー、残ったサポートメンバーの力を合わせての競技が続きます。夜中にベトナムチームに逆転を許してしまいますが、2日目の朝方に再度逆転をし、その後は順調にリードを広げて、勝利をつかみました。


会場風景2日目



最終得点



表彰式


個人的にはDEFCON挑戦と同じ6年もマレーシアに通っていました。当時は「日本からCTFチームを出したいなあ」という思いでいつも見ていました。それがようやく実現したのが、3年前のsutegoma2としての参戦です。そして優勝。おじさんはちょっとウルッと(笑)
そして優勝賞金の他、巨大な優勝盾をもらいました。マレーシアらしくスズの合金で出来た盾。重い...


優勝盾。


主催側からは、「来年はこれを返しに来ないとだめだぞー」と防衛を促され、また別の人からは「今度はアムステルダムの大会でヨーロッパの競合と闘ってくれ!」とか言われました。その他ロシアからの招待の話もあったり(実現は難しいか)。
これからもどんどん世界と闘って行きます! とりあえず今年の遠征は一区切り、また来年に向けて頑張ります。